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ゆゆ式 ストーリーアンソロジーコミック 第1巻 感想


単行本コミックス『ゆゆ式 ストーリーアンソロジーコミック第1巻』を購入しましたので、感想を書こうと思います。

人気作家が寄稿する『ゆゆ式 』アンソロ本です。表紙は原作者の三上小又、裏表紙は誰だろうと思ったら、『けいおん』のかきふらいなんですね。一見分かりませんでした。

巻頭のイラストは茶菓山しん太、津留崎優、るい・たまち、みじんこうか、得能正太郎、種田優太、矢澤おけが担当。
この中では、みじんこうかによる幼稚園児のようなゆずこが気に入りました。

漫画は茶麻、鈴城芹、筋肉☆太郎、Anmi、あどべんちゃら、武シノブ、井上かーく、青田めい、ハトポポコ、ねこみんと、枕辺しょーま、ぼるぴっかが登場。

気になったものをいくつか挙げると、まず何といっても『あいうら』の作者・茶麻による「only yui」。『あいうら』と『ゆゆ式』のメインキャラクター3人は似ていると思っていましたが、やはりゆずこはカナカナに、唯は彩生に似てますね。『あいうら』を読んでいれば、この奇妙な感覚も楽しめると思います。

次に鈴城芹が描く『成人式』。1ページ目のゆずこをアオリで見た構図からして、絵が上手いとひと目で分かります。サル顔のゆずこもいいですね。

その次の筋肉☆太郎の手による『ハイワー!』。アンソロ全体を見ると、『ゆゆ式』のほのぼの部分に反応する漫画家と、間や言語感覚に注目する漫画家に分かれている印象がありますが、筋肉☆太郎は後者かと思われます。それにしても凄いオチ。

ハトポポコの『聞き上手』は、もうハトポポコ世界以外の何者でもないですね。この方は萌え4コマ漫画界の現在注目株だと思いますが、長谷川ふみちゃんを出したのは「らしいな」と思いました。

ねこみんと『シンボル♪』で気になったのは、唯の髪にトーンが貼ってあること。原作はもちろん、他のアンソロ参加者も、基本的に唯の髪は白で表していますが、この方だけは中間色で表しています。こうやって他と比べながら読むのも、アンソロの楽しみですね。

さて、全体的な感想ですが、まず読む前から確認したいと思っていたのが、ゆずこのアホ毛。あのはねた髪の毛をどう描くのか気になっていました。
根元が太いか細いか。毛先はどの程度カーブしているのか。毛先の裏側が見えているかどうか。
こういう細部にその絵描きさんの、絵に対する意識が現れると思うのです。

最後に、アンソロと言えば巻末の『コメントレターズ』ですが、ここの楽しみは「書き文字」ですね。どんな字でどんなことを書くのかというのはちょっと気になるんです。「かきふらい、字が小さい」とか「この人は形式的な挨拶だな」とか。

というわけで、『ゆゆ式 ストーリーアンソロジーコミック第1巻』の感想でした。
アンソロは描き手の差異に注目しながら読むと楽しいと思います。1冊に一人は新しいお気に入り作家が見つかると思いますし。

読みたくなったらこちらをどうぞ
⇒ゆゆ式 ストーリーアンソロジーコミック (1)

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